業務の中心は、板ばねの金型設計です。実際の設計はCADで行うため細かい部分まで加工できますが、非常に微細なパーツも多いため、狙い通りの製品形状を出すことには細心の注意が必要です。セットする人の腕によっても、形状は変わってきます。私が担当する板ばねの場合、全長2縲鰀3mmといった部品もありますので、それの誤差というともうミクロン(μ)の世界です。1μは0,001mm。つまり1/1000mmです。これがOK品で、これがNG品と言われても、肉眼ではまったく判断がつきません。そのため投影機にパーツを映し出し、それを透明な用紙に手書きして、「ああこれなら大丈夫だな」とようやくわかるような製品を相手に、日々格闘しています。それでも思うような形状が出ない時には、製品やCADデータとのにらめっこが続きます。原因は何か? 修正量の設定は? そんな手間のかかる設計ですが、この苦労こそが自分の糧になっている部分だと思います。こうして仕上げた我が子のような製品たちは、現在、家庭用据え置き型ゲーム機、デジタルカメラ、携帯情報端末などの内部パーツ、電気自動車のスイッチ部品、ガソリン車のアイドリングストップのパーツになって、皆さんの身近なところで役に立っていることと思います。
私がアドバネクスに興味を持ったのは、求人情報サイトで会社の存在を知り、ホームページを見たことがきっかけでした。今、これをご覧になっている皆さんと似たような感じかもしれません。機械システム工学を専攻していたこともあり、以前から物づくりに関わる業種に就きたいと考えていたところ、多種多様な製品を手がけているユニークな会社を見つけたのです。会社説明会や面接を通して、フラットな組織や、明るい社風にも惹かれました。 ひとつ付け加えるなら、就職活動当時の私は気にしていなかったのですが、当社にはフル・フレックス制度があります。24時間3交代の工場勤務などもあるため全社導入とは一概には言えないのですが、私の所属する金型設計課の場合は、好きな時間に就業できます。
遅く帰った日があれば、翌日半休を取るなどして調整します。ただし1ヵ月の前半に根を詰めて残業をたくさんしてしまうと、「最後の3日間丸々休まなければいけない!」などということになってしまうので、多少の配慮は必要ですが(笑)。そういう制度の面でもアドバネクスは、社員の側に立った働きやすい会社だと思います。



