生産本部 海外技術支援部

N.K新卒入社

01

現在の仕事内容をご説明ください。

グループの海外の生産拠点の技術と品質改善に関する支援の業務を行なっています。具体的に言いますと、新しく立ち上がる製品の立ち上げ、現地の技術者の教育、品質の改善指導を行なっています。基本的には英語を使用して海外のスタッフとやりとりをしているのですが、2017年の出張は中国が一番多く、2016年はほとんどが東南アジアで、直近ですと新しく拠点が立ち上がったメキシコにも行きました。年によって前後はしますが、1ヶ月に1回くらいは海外に行っています。

入社当時は製造に配属されたのですが、25年くらい前にイギリスの工場に1年間出向したのを皮切りに、海外へ行って教えることが増えました。イギリスに行った当時、私は英語を全く話せなかったのですが、日本人が1人しかおらず、必要に迫られて英語を話せるようになりました(笑)。

インタビューイメージ

02

海外拠点との仕事の中で、最も苦労したことがあれば教えてください。
また、その苦労をどのように乗り越えたかも教えてください。

苦労したことはたくさんあるんですが、その中でも一番記憶に残っていて、かつ海外の仕事の転機になったことが1つあります。2002年〜2003年の間に、中国の現地のばねメーカーをフランチャイズするというプロジェクトです。その時に初めて中国へ行きましたが、まずはビジネスの思考の違いの大きさにかなり戸惑いましたし、実際に品質でトラブルがあった際に我々が指摘してもなかなか謝ってもらえないことがあり、そこで日本との違いを大きく感じました。日本の品質の考え方と中国が考えているイメージとが全く違ったので、当社と契約する先方の間でも、考え方の違いでちょっとした対立もありました。その時はかなり苦しかったんですが、根気よく理論的に説明したりして、やっと納得してもらうことができました。この出来事で、文化が違えば仕方ないということと、その国によって柔軟に物事を考える必要があるということに気付くことができました。

あとは私が中国に行ったときに、ちょうどSARSが流行り始めました。フランチャイズの認証をするためにシステムを入れたり、向こうのメンバーをトレーニングしたりしていましたが、その途中でこのSARSが流行ってしまって、半年くらい中断してしまったという事件もあり、余計苦労したことを覚えています。

アドバネクスのグループ会社として既にある企業に行くぶんにはそこまで問題は感じませんが、今回は元々中国で独自にやっていたメーカーに行ってシステムを導入するという案件だったので、相手方も構えていた部分があったと思います。それに1人で行ったということが私にとっては辛かったですし、中身から日本品質に変えて行くのが難しかったです。

03

30年間仕事を続けることができたのは
なぜですか?また、今後はどのように
活躍していきたいですか?

30年も仕事を続けられた理由としては、仕事もそうですがプライベートの活動が良かったと思っています。バスケットボールを若い時にずっとやっていたため、その後も審判をやったり、ミニバスを小学生に教えたりという活動をしていたので、会社と違うコミュニティで活動することがあったのが良かったのかなと思います。

海外のメンバーに教える時の技術も、ミニバスを子供に教えていた経験から活かされている部分が結構あると思っています。言語に関しては、自分の英語も拙いですし、東南アジアの場合は母国語が英語ではないので、受け手も英語が上手ではないです。そのような相手同士がコミュニケーションを取って、技術的なことを伝えるというのは結構難しいので、わかりやすく単純に、白か黒かをはっきり分けて、噛み砕いて咀嚼して教えるようにしています。この教え方は小さい子たちに教えるのと似ていますし、そこから身についたのかなというのはあります。

あとは、ほとんど家にいなかったりすることもあったので、そこは家族の協力もあってこそ今まで仕事を続けられたと思っています。

私は誰かの役に立つことがすごくやりがいにつながっていると思っていますので、今後もそういうことを続けてやっていきたいと考えています。また、開発のことも手掛けられたらいいなと思っています。ここ数年で拠点も増える予定なので、今までとは違うエリアの人たちと交流できるということがすごく楽しみです。

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04

今後、アドバネクスをどのような会社にしていきたいですか?

アドバネクスの海外拠点は、他社とは違い現地の社員をトップに雇用するという珍しいことをやっています。私自身これはすごくいいことだと思っていますが、そこからより発展して、例えば金型を製作している中国拠点のスタッフが、同じく金型を製作している日本の新潟工場で働くということが活発になってくるといいかなと思っています。他にも、シンガポールのスタッフがアメリカで働いたりなど、日本以外の拠点間同士の交流も活発になっていくと嬉しいです。実際に、現在の中国トップの方がタイからのメンバーだったり、上海トップの方がシンガポールのメンバーだったりしますが、トップレベルの人たちだけではなく、担当者レベルでもそういうことが増えて行くと良いと思います。

あとは会社に付加価値をつけたいと考えています。社会的貢献度をソーラー発電や金属部品のリサイクルなど、環境に対する活動で示したいです。違うところでの付加価値に力を入れられるとなお良いと思います。

05

大切にしているポリシーや
ルールがあれば教えてください。

当社には「7つのコアバリュー」というのがあって、その中の「心を込めて」「仕事を楽しむ」を私は特にすごく大事にしています。具体的にいうと、「心を込めて」は使う人の気持ちになって、相手の立場に立って心を込めて作るというのがすごく大事だと感じていますし、「仕事を楽しむ」は辛くてもポジティブに考えて、「これを乗り越えられればもうワンステップ自分がスキルアップできる」というのをモチベーションにしたり、できるだけネガティブな感情を持たないように心がけています。

また、海外へ行くときはその国の文化や風習・宗教を理解することと、あとは海外で頑張ってくれているメンバーをリスペクトするというのも心がけています。同じグループの中で売上を伸ばして頑張ってくれているメンバーなので、尊敬するというのはすごく大事かなと思っています。

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06

アドバネクスへの入社を希望されている方へ、
メッセージをお願いします。

皆さんには自分の価値観を大事に持って欲しいということと、目的意識、具体的に自分がなりたい理想像をしっかり持って頑張ってもらいたいと思います。そういう人たちには色々なチャンスが来ます。

私は価値観をしっかり持っていて、向上心のある人と一緒に仕事をしたいです。入社後もそのようなマインドを持ち続けられる方は、是非アドバネクスで一緒に働きましょう!

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